top of page

10月28日(土)

|

熊本大学教育学部3-A教室

熊本高生研10月学習会2023

教室での出来事「この写真は私のお姉ちゃんです・・・」 ―1984年に石井先生が経験した教室でのLHRでの強烈な学び それから7年後の1991年、田中直光少年は教室でその物語を聞くことになるー     本日、32年ぶりに教員と教え子が並んで水俣病を語る 報告:石井 雅臣さん 水俣学研究センター客員研究員  田中 直光さん 熊本県医労連書記長

チケットは販売されていません
他のイベントを見る

日時・場所

2023年10月28日 14:30 – 17:00

熊本大学教育学部3-A教室, 日本、〒860-0862 熊本県熊本市中央区黒髪2丁目40−1

イベントについて

石井雅臣さんの報告

1984年のLHRで「胎児性水俣病」のテーマで、生徒と向き合ったことで、水俣病の問題が生徒たちの生活に深く根ざし、重く苦しい心情を抱えてたことに気がついた石井先生。その重さから逃げたい気持ちの吐露が繰り返される。しかし、「一人ひとりの生徒には、それぞれに暮らしがあり、課題がある。担任として、地域民として人間として向き合うことが私のやるべき事」と気づいた石井先生の報告です。

「差別あるところに公害が起きた」という、故原田正純先生の言葉も出てきます。水俣病は城主として君臨するチッソに生活を支えられている人々も多く、水俣の住民は分断と差別の構図の渦の中で、苦しみ続けてきました。当然の事ながら、大きな影響を受けている生徒たちと、学校という教育の現場で向き合い、生徒とともに成長していく石井先生の歩みは、感動的です。石井先生は、「65年経った今も、終わらない水俣病。私は残念ながら、いまだに40年前の教室での出来事を語り続けなければならない」と言います。

田中直光さんからの報告

水俣高校での石井先生との出会いをきっかけに、「今から一歩の会」を知り、胎児性水俣病の患者さんへのボランティア活動を始めました。福祉問題に関心を持つようになった直光少年は今、水俣病に深くかかわる人生を送っています。

2023年の現在も水俣病の被害者のたたかいは続いています。田中直光さんは長年、その裁判闘争を支援し被害者と共にたたかってきました。当日は水俣病被害の記録動画を持って参加されます。被害者の声をリアルに聞くことで、水俣病が終わってないことを実感します。

このイベントをシェア

bottom of page